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ザ・サーチ グーグルが世界を変えた



「グーグルが世界を変えた」なんていわれると、
「えー、まじかよー」と思ってしまうあまのじゃくな私としては、
グーグルがどうこうというよりも、この本がこれまでの検索の歴史に「意味」を与えてくれたことを評価したい。

アイデアラボとか、オーバチュアとか、ヤフーとか、その個別の動きは知っていても、その関連性やその後に与えた影響はあまりよくわかっていなかったから。

著者のJohn Battelleの文章が軽妙かつ親しみやすいので、それなりに分厚いけどわりと楽しんで読める。
時々、機械翻訳のままとしか思えない、訳分からない日本語訳に出会うがまぁそれでも許せるのはきっとBattelleの功績。

それにしても、「検索」という言葉はユーザーの行為を示す言葉であって、技術的意味を示すんなら「マッチング」って言ったほうがより分かりやすいと思うんだよね。そもそも「人は本当にそんなに検索したいのか?」というギモンが私にはある。たとえば将来の旦那を探すにしても、「探している」といいながら実質は出会ったものの中からセレクトしているので、概念的にはLife is beautifulの「恋はブックマーク」のほうがとってもしっくりくる。


以下、印象に残った言葉。
・「わたしたちが入手できる情報量が爆発的に増えていくにつれて、検索エンジンはユーザーにとってインターフェースの隠喩(メタファー)となった」(BYレイミー・スタータ、P11)
・「若者たちがスタンフォード大学にやってくるのは、教育や訓練を受けるためではない。夢を実現するためにやってくるのだった。会社を興し、金持ちになり、テクノロジーの歴史に足跡を残し、たぶん世界を変革する夢である」(P99)
・「それぞれのコンピュータはノード(結節点)であり、そのノード同士を結ぶのがウェブページ上の各リンクである。(中略) ペイジは『WWWはこれまでに作られた最大のグラフかもしれず、しかも猛スピードで拡大を続けている』と推論」(P101)
・「ウェブを検索して、求めるものにマッチした結果が出ると、ユーザーはポータルから去っていくことが分かっていたから、検索結果を改良するのは、ポータル側の利益にならなかった」(P151)
・「『考えれば考えるほど、インターネットの真価はアカウンタビリティだと確信するようになりました』(中略)『広告主への収益率の保証こそが、あらたな広告モデルであるべきだと』」(BYゴートゥー・ドットコム(現オーバーチュア)創業者、ビル・グロス、P165)
・「『企業国家アメリカで、最後まで説明のつかない支出』」(BYグーグルCEO、エリック・シュミット、マーケティング予算について表現。P249)
・「核心をなすのは、プライバシーは信頼ということである」(P289)
・「グーグルはひたすら驀進を続け、成功以外は知らない」(P347)
・「物語とは、旅をして(ページからページへの旅をして)、その旅を持ち運べるものにする方法である」(P375)
・「人はいかにして学ぶか、全く新しい理解力がオブジェクトに備わっていなければならない」(P378、ユーザーの検索履歴を活用する「クリックストリーム」について)
・「人が編集した分類は関連性を見分けるのには、機械よりもはるかに優れているが、ウェブのサイズに合わせることができない。しかし無数の専門的な分類法の代わりにブログを使用したら、いったいなにが起きるだろう」(P393)
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