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ITにお金を使うのは、もうおやめなさい

ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス
ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス
By 清川 幸美、ニコラス・G・カー 他


1年以上前に話題になった、「IT doesn't matter」。そこで起きた議論への反論を加えた上でまとめたもの。

翻訳本としてはめずらしく、最初から最後まで中身が詰まってる。翻訳も綺麗で読みやすい。IT系の翻訳ものとしてはひさびさに完璧な1冊。

以下、印象に残った言葉。
・(ITとは)「情報をデジタルの形で保存、処理、伝達する目的で使われるあらゆる技術」(P12)
・「ITが一般的なビジネス・インフラに組み込まれるにしたがって、(中略)企業の成功は、攻撃よりも防御にかかっているのだ」(P29)
・「ビジネス・インフラが変化する時には、企業が戦略を誤る危険性が増す」(P29)
・「人の交流が進めば、結果として商品の交換も容易になる。それにつれて、あらつる商品の値段が下がることだろう」(P35.Rob Walker)
・「インフラ技術では、単独利用による価値よりも共有による価値の方がはるかに高い」(P37)
・(ソフトウェアは)「高い開発コストをできるだけ多くのユーザーに負担させることで、コストの回収を目指す(中略)ソフトウェアは『コモディティになりたがっている』のだ」(P67)
・「ソフトウェアは実態のない商品のため、いくら使っても傷むことがない。決して壊れないのだ。したがって、通常の買い替えサイクルがない。顧客に再びプログラムを買わせるには、『アップグレード』で従来のものより良いプログラムを作るほかない」(P75)
・「技術の使い方がどれほどユニークであっても、必ずすぐに模倣される。本当に難しいのは、投資を十分に回収できるまで優位に立ち続けることである。技術面の優位を『てこ』にして、それよりも長続きする『規模』や『ブランドイメージ』の優位性を打ち立てるまで、技術面の優位を持ち続けることが重要なのである」(P107)
・「バブルの崩壊は、『新しいインフラが整ったこと』と、『新しい技術を使った物事の進め方が「常識」になったこと』を意味している」(P117)
・「企業が成功を収める上で必要なのは、短い間しか効果の続かない競争力を足場に、新しい優位性を追求しながらも、企業戦略においてライバルと一線を画するような地位を確立・保護するように努めることである」(P131)
・「業務が複雑であるほど、複雑な情報システムが必要になるのだ」(P168)
・(生産性の成長に関して)「『決定的な触媒』の役目を果たしたのは(ITではなく)『競争の激化』だった」(P185)
・「生産性の上昇率が経済成長率を上回れば、(中略)寒々とした経済状況が繰り広げられる可能性がある。雇用ストックの縮小が始まることで、失業率が上昇するかもしれない」(P186)
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